【大人&子供の発達専門コース】

*発達コースの詳しい内容を説明した動画(約20分)です。

 少し長いですが、発達コースをお考えの方は是非ご覧ください!

 

【発達の問題】

自閉症、アスペルガー症候群、注意欠如(欠陥)・多動性障害(ADHD)、学習障害など、

発達障害に含まれる状態はずっと以前からあったにもかかわらず、

これらの概念ができたのはつい最近のことです。

 

平成24年の文科省が行った調査では、

小中学生の6.5%が学習面または行動面で著しい困難を示す、

という統計が出ています。(1クラス2~3人)

今から10年近く前の統計ですので、

今ではもっと増加している可能性が高いと思われます。

 

『発達障害胃の原因と発症メカニズム』の著者 黒田洋一郎、純子は

その著書の中で発達障害の基本的なメカニズムは『シナプス症』である

と説明しています。

シナプスとは神経細胞どうしのつなぎ目のことです。

脳や神経がうまくつながらなくなっているために

発達障害といわれるような様々な状態になるということです。

 

脳の発達とは脳のつながりの発達ともいえます。

必要なつながり(シナプス)は強くなり、

必要ないつながり(シナプス)は弱くなったりなくなったりします。

これが脳の可塑性といわれるものです。

 

さえぐさカイロでは、この脳の可塑性を利用して

様々なアプローチによって脳のつながりを発達させることを目指します。

 

最近では発達障害の情報が広く認知されてきたこともあり、

大人になってからさえぐさカイロの発達コースを受ける人が増えています。

脳の可塑性は大人になってからも続くといわれていて、

最も人間らしい脳領域である前頭葉は30歳を超えても発達するそうです。

 

 

また、個人的には「発達“障害”」という言葉には抵抗を感じます。

現代のように多様性が認められる社会では違和感があるのは私だけでしょうか。

味覚や聴覚、触覚などの感受性や、運動能力や感情に至るまで、

人それぞれ得手不得手があって当たり前です。

発達の進み方が少し遅かったりバランスが悪いだけです。

そうであるなら「発達“晩成”」という言葉はどうでしょうか。

発達障害児ではなく発達晩成児なのです。

 

そうは言っても発達に問題を抱えるお子さんを持つご家族は

様々な悩みがあることと思います。

子供たちの未来のために、ご家族の希望のために

さえぐさカイロではできる限りのお手伝いをしていきたいと考えています。

 

【発達専門コースの対象になる人】

・脳の発達や機能の苦手な部分、バランスの悪さを改善したいすべての人

(運動面、感覚面、感情面、学習面、対人関係、ゲームなどへの依存)

・医療機関で診断された人、グレーゾーン、さらに能力を引き出したいと考える人

・小児~大人まで

 

【さえぐさカイロのアプローチ法】

カイロプラクティック発祥の地アメリカでは

発達障害の治療に対して目覚ましい成果を出している機関があります。

カイロプラクティック機能神経学のドクターである

D.Robert Melillo(Dr.ロバート・メリロ)率いる

The Brain Balance Centers(ブレインバランスセンター) です。

The Brain Balance CentersではDr.Melilloが考案した

the Brain Balance Program(ブレインバランス・プログラム)によって

多くの発達障害を持つ子供たちが改善しています。

 

日本では伊藤彰洋DCが機能神経学勉強会の中でDr.Melilloの著書をもとに

発達障害についての基礎からアプローチ方法まで講義をされています。

伊藤DCは日本における機能神経学の第一人者であり、

Dr.Melilloからも直接発達障害について学ばれている先生です。

さえぐさカイロではその伊藤DCのもとで機能神経学的アプローチや

発達障害へのアプローチを長年にわたって学び、

同じ志を持った仲間とともに情報交換をしながら臨床にあたっています。

 

また、「特別な支援を必要とする人たちのためのブレインジム講座」を作った

セシリア・ケスターによってまとめられた「ビルディングブロック・アクティビティ(BBA)」という

動きの発達におけるパターンを階層としてとらえ、

動きを通じた神経系の発達促進を行うアプローチ法も取り入れています。

BBAは乳児や重度の障害を持つお子さんにも行える方法です。

 

また、私自身2人の子供(長女、長男)を育てている経験と、

少年サッカーのアシスタントコーチとして

多くの子供たちの運動指導をしている経験から、

実際に様々な試行錯誤をしながら子供の成長をみてきています。

 

具体的なアプローチ法はその子供によって違いますが、

まず初めに200に上る問診表に記入していただきます。

その内容を吟味し、脳のどの部分でどのような機能に遅れがあるかを検討します。

そのあとは神経学的な検査や実際に遊んでる動きなどの観察によって

どのような原始反射が統合されていないのか、

脳のどこに刺激を入れればいいのか、または刺激を抑えればいいのかなどを

総合的に検討します。

 

そして、その子に合うと思われるアプローチ方法を行い、

付き添いのご家族の方もできるように説明いたします。

はじめは分かりにくいトレーニングもありますので、

こまめなアドバイスを心がけています。

 

ある段階がクリアー出来たら次の段階へ進むように

徐々に発達を引き出すように進めてまいります。

小さなことの積み重ねが成長につながります。

根気強く頑張っていきましょう。

 

【はじめて受診される際に】

お子さんの状態や経過を総合的に把握するために

次のものをご用意いただくと大変参考になります。

(1)200問の問診表

メールアドレスをお知らせいただければ問診票をファイルでお送りいたします。

印刷をしてご記入の上お持ちください。

たくさんありますので、あまり考えすぎずにチェックしてください。

(2)出生前からの経過 

周産期から現在までの発達の様子を覚えている範囲でお知らせください。

出産時までのお母さんの状態、出産時の状況、

寝返り、ずりばい、はいはい、つかまり立ち、歩き始め

ことばの出かた、食べものの過敏性、アレルギー など

メールでお知らせいただくか、書いたものをお持ちいただくと助かります。

(3)現在気になっていること、問題点、良くしたいこと

これらについても箇条書きでまとめていただけると助かります。

気になる動きや姿勢など、普段の様子を動画で撮影して見せていただくことも参考になります。

(4)その他

今まで行ってきたトレーニングや栄養療法、発達関連の検査結果などもお持ちいただくと

参考にさせていただきます。

 

 【推薦図書】

『薬に頼らず家庭で治せる発達障害とのつき合い方』

(英語題名:Disconnected Kids)

Dr.ロバート・メリロ 著 / 吉澤公二 訳

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*ブレインバランスプログラムについて一般の方にも分かるように

書かれています。ぜひ読んでみてください。

 

 

『人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長』

灰谷孝 著  花風社

 

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原始反射についてやさしい文章で分かりやすく書かれています。

 さまざまな遊びが発達を促すことが分かる内容です。

 

 

『発達障害胃の原因と発症メカニズム』

 黒田洋一郎、木村‐黒田純子

 

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*脳神経科学の観点から発達障害の原因について詳細に解説されています。

 特に化学物質の発達への影響について詳しく書かれています。

 

 

【関連動画】

 

 

ブレインバランス 発達障害の症状改善 薬を使わずにできること

 内山葉子MD×吉澤公二DC

https://www.youtube.com/watch?v=AlPJK20GJ3w&feature=youtu.be&fbclid=IwAR3XFLVSlzspQvFKvdKHABNcI8r0fWWPmJhDAXvGimEA2zu9Z8uqAng3tqk

 

 *『薬に頼らず家庭で治せる発達障害とのつき合い方』の翻訳者で

ドクター・オブ・カイロプラクティック(DC)でもある吉澤公二先生と

医師の内山葉子の対談動画です。

是非ご覧ください。