▶うつ・不安などの気分障害

 ■うつ、不安などの気分障害

  

さえぐさカイロではこれらの問題を抱える患者さんが非常に増えています。

 何をしても楽しめない、やる気が出ない、何をしていても不安が頭をよぎる、

 などの気分の問題が日常生活を困難にします。

 それにとともに寝られない、朝起きられない、昼間も眠いなどの睡眠障害や、

 原因のはっきりしない肩こりや頭痛、腰の痛みなども

 あわせて起こることが多いです。

  

これらの症状はおもに脳の中で働くセロトニンという物質の働きが

 弱くなっていることと関係します。

 脳の中で働くセロトニンは脳幹というところにある神経細胞から出ます。

 脳幹のセロトニン神経細胞は脳全体へセロトニンを送ることによって

 気分や睡眠を調節したり、

 脊髄にセロトニンを送ることで痛みや自律神経を調節したりしています。

 このセロトニン神経細胞の働きが弱くなるとこれらの調節ができなくなり、

 様々な症状が出るのです。

 

うつ説明図.png

  

このような状態で病院へ行くと様々な病名がつけられますが、

 病院での治療は薬による治療になります。

 おもにセロトニンが脳内で働きやすくなるような薬です。

 ただし、セロトニンが神経細胞でたくさん作られるようになるわけではなく、

 少ないながらも今出ている脳内のセロトニンを使いまわすような薬です。

 

  一般的には几帳面で真面目、責任感が強いようなタイプが

 なりやすいといわれています。

 最悪の場合は自殺につながる可能性もありますので、

 早期の対応が重要になってきます。

 患者さんご自身ではなかなか気が付かないことが多いかもしれません。

 ご家族が気付いてあげることも大切です。

 何か今までとは違う、といような感じを受けたらご相談ください。

 

   

<さえぐさカイロのアプローチ法>

   

まずは患者さんの状態をできるだけ深く理解するために

 真摯にじっくりとお話をお聞きいたします。

 そして現在の状態を脳の働きという観点からご説明いたします。

  

施術の目的はセロトニンを中心とした脳を元気にする物質が

 しっかりと分泌されるようになることです。

 問診や神経学的検査によって患者さんの弱っている部分を見極め、

 患者さんに合ったアプローチで脳や神経を活性化していきます。

  

それとともに自宅でのメンテナンス方法も指導いたします。

 睡眠サイクルの問題はセロトニンと密接に結びついているため、

 ライフサイクルに合った指導をいたします。

 また、セロトニンを出す神経細胞を自分で活性化する方法もたくさんあり、

 患者さんのエネルギー状態に合わせて使い分けます。

 

 西洋医学の薬は少ないセロトニンを使いまわして症状を抑える方法なので

 薬をやめれば症状がまた現れます。

 また、副作用の危険もあり、筋肉の緊張や振戦、高血圧や異常発汗、

頭痛や意識低下などのセロトニン症候群が知られています。

  

さえぐさカイロで行う機能神経学的アプローチやメンテナンス方法は

 脳幹のセロトニン神経を元気にする方法なので全く考え方が違います。

 もちろん薬のような副作用はありません。

 出来れば薬を飲み始める前の早期の段階で施術を開始するのが望ましいですが、

 すでに薬を飲み始めている方はお薬と並行して行いますが、

 症状や反応の出方を見ながら進めていきます。