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藤沢・茅ヶ崎・平塚の大きな音が苦手でお困りの方へ|音に敏感な「聴覚過敏」の原因は、脳のフィルター機能?
さえぐさカイロの発達コースでよくみられる困りごとを症状別にお話していきます。第1回目は【感覚過敏① 聴覚過敏】です。発達の凸凹を抱えている子供の中には聴覚の発達に問題がある場合がよくあります。赤ちゃんの頃にコンピューターで聴覚検査をすると思いますが、これは聴こえているかどうかを検査するものです。聴こえていない場合は大きな問題になりますが、聴こえていても過剰に音の刺激が脳まで届いてしまうのが聴覚過敏で、これも日常生活には多くの問題を引き起こします。
耳から入った音の刺激は空気の振動として耳に入り、鼓膜を振動させ、さらに鼓膜の奥の小さな骨で振動を増幅させて、耳の一番奥の蝸牛器というカタツムリのような器官に振動を伝えます。そこから先は神経の伝達となり、脳幹という部分を上がっていき、反対側の大脳の横のあたり(側頭葉)に伝わります。この音の伝導路のどこかに問題があれば、通常は聞こえが悪くなります(難聴)。しかし、この伝導路に対して音を伝えにくくする(フィルターをかける)機能も我々にはあるのです。発達段階でこのフィルター機能がうまく育たないと、音がちょうどよく脳に届かずに、過剰な音として聴こえてしまいます。脳のフィルター機能で重要な部分はいくつかありますが、大脳の前頭前野と、脳幹の網様体という部分が重要だと考えています。
カクテルパーティー効果というものご存じでしょうか。大勢がいるパーティーでは様々な音や会話が飛び交っているにもかかわらず、目の前の話している人の声だけがよく聞こえて会話がもできます。これは、脳の中ではまわりの余計な音や会話の声をフィルターで抑えて、目の前の人の声をよく聞こえるようにしているからです。もしこの効果がないと、様々な音や声が同時に聴こえてきて、非常に煩わしく聞こえるはずです。音に過敏な反応をする子供はそのような状態にあると思われます。学校の授業でも集中することが難しいかもしれませんし、大きな音にも必要以上に驚くかもしれません。高い音や甲高い女性の声、様々な音が飛び交う駅や雑踏が苦手ということもよく聞きます。音に過敏なために周りを警戒するように身体が緊張しやすくなるかもしれませんし、非常に疲れやすくなるかもしれません。しかし、こういう音に敏感な特徴がいい方に向けば、音楽を楽しめたり、耳から聞いて理解がしやすかったりするかもしれません。
このような特徴を持つ子供たちにどのようなアプローチがあるのでしょうか。音がうるさいからイヤーマフを常につけるというのは根本的な解決にはなりません。静かなところにだけ居るわけにもいきません。やはり脳の発達を促し、ちょうどよく聞こえる聴覚システムを育てていかなければならないと思います。そのためには、左右の脳のバランスの良い発達、原始反射の統合、栄養や食事、遊びや運動など、その子に合ったことを組み合わせて取り入れることが必要になります。次回は感覚過敏全般に重要な原始反射の一つであるモロー反射についても解説していきます。
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