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2026-05-04 09:00:00

藤沢・茅ケ崎・平塚で皮膚が過敏でお困りのお子さんへ|Tシャツのタグや靴下を嫌がるのはなぜ?

さえぐさカイロの発達コースでよくみられる困りごとの3回目は【感覚過敏③ 触覚過敏】です。

  • Tシャツのタグを嫌がる
  • いつも同じ下着やシャツを着ている(素材によって着られない)
  • 靴下など締め付けられる服を嫌がる、スキンシップを好まない
  • 食感が苦手で食べられないものが多い

などという子供は多いと思います。このような子供は肌や口の中の感覚が敏感です。身体を触って治療しようとしても、嫌がったり、くすぐったがったり、力が入ったりしてしまいます。皮膚というのは自分と外の環境を分ける境界になっていて、そこが過敏になっているということは、自分と他人との距離感に敏感だったりするので、人とのコミュニケーションの難しさも出てきてしまいます。友達に近づかれたりベタベタされたりするのが苦手、人間関係の適度な距離感が分からない、人の気持ちが過剰に入ってくるなど、社会での生き難さにつながる可能性もあります。

 

触覚過敏ブログ1.png

 

触覚過敏と関連が深い原始反射のひとつにガラント反射というものがあります。背中の片側をこするとこすった方に体をくねらせる反射です。赤ちゃんが産道を通って生まれてくるときには身体をくねらせるように出てきますが、その時に使われる反射です。通常は3~9か月で統合されて反射が出なくなっていきます。しかし、成長してもこの反射が残ってしまうと落ち着きのなさや多動傾向になりがちです。大人になっても残っている場合は腰痛とも関連します。その他にも、手のひらや足の裏をこすると出現する原始反射も敏感になっていることが多いです。私の経験的な感覚では、食べ物の影響も大きいと感じています。特に小麦、牛乳、お砂糖や食品添加物などが影響していると感じることが多いです。触覚の過敏性を促す体へのアプローチに加えて、影響のありそうな食材の摂取を控えることで敏感さが治まることも多いです。

 

触覚過敏ブログ2・ガラント反射.png

 

触覚の過敏性は大きくなっても様々な問題とつながってきます。脳の発達バランス、原始反射の統合に加えて、栄養や食事面も考慮しつつ、適切な皮膚へのアプローチで皮膚の過敏性を減らしていかなくてはなりません。

 

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2026-03-23 09:00:00

藤沢・茅ヶ崎・平塚|まぶしがる、人混みで疲れる…「視覚過敏」と脳や原始反射の深い関係

さえぐさカイロの発達コースでよくみられる困りごとの第2回目は【感覚過敏視覚過敏】です。皆さんは視覚といえば視力の良し悪しはあっても、眼の見え方は同じだと思っていませんか?「目で見る」ということは、電磁波の一種である光(可視光線)を網膜で受け取り、受け取った情報を神経の信号に変換し、大脳の後ろの部分に到達してはじめて「見えた」と感じます。この過程の中で、瞳孔の大きさを変えて光の入る量を調節し、レンズの厚さを変えてクッキリ見えるようにし、色や形、奥行や立体感、動きの方向やスピードなどを、脳で計算してまわりの世界が「見えた」と認知するのです。また、見たいものをしっかり見るには、眼の動きもスムーズでなくてはいけませんし、ときには眼を素早く動かしたりする必要もあります。眼を動かしているのも脳の働きです。

 

こう考えていくと、眼と脳に関する様々な機能が正常に発達していないと、眼は開いて見てはいるのに、まわりの世界を正確にとらえたり認知するスピードに遅れが出たり、見ているだけで疲れてしまうということが起こります。「視覚過敏」という観点から言えば、瞳孔の調節が重要です。眩しいときには瞳孔を小さくして、眼に入る光の量を少なくします。また、暗いところではまわりをよく見るために、少しでも光を取り入れようとして瞳孔は広がります。瞳孔を小さくする神経は副交感神経ですが、この神経の働きが弱いと、瞳孔が開き気味になってしまい、光の刺激に敏感になってしまいます。また、人混みなどで疲れてしまう視覚過敏のタイプは、脳で見たものの動きの処理が苦手かもしれませんし、ゴチャゴチャした部屋が苦手な視覚過敏タイプは、色や形、立体感などの処理が苦手なのかもしれません。瞳孔を小さくする副交感神経は、身体がリラックスするときに働く神経です。光に過敏に反応する子供は副交感神経の働きが弱いかもしれません。逆に、交感神経が優位になっていて、瞳孔が大きくなっている可能性があります。このような状態は視覚からの情報を集めるために敏感になり、まわりを常に警戒している神経状態になっています。前回お話しした聴覚過敏も同様で、非常にストレスを受ける状態です。この状態と関係が深い原始反射がモロー反射です。

 

モロー反射とは生まれる前から4か月ぐらいまでに出現する原始反射で、産声を上げるときに必要になります。大きな音や視覚刺激、落ちる感覚などによって引き起こされ、びっくりするような体の反応と交感神経の活性化(ドキドキする、呼吸が早くなる、汗をかくなど)という反応が起きます。子育ての経験がある人なら、赤ちゃんの頭がカクンとなった後に、ビクッとして手足を広げる動きを覚えているかもしれません。モロー反射は4か月くらいで段々でなくなりますが、中には大きくなってもこの反射が残っている子供がいます。怖がりや精神状態が不安定な大人にも、多くの場合で残っていたりします。聴覚過敏や視覚過敏のある子どもの発達を考える場合、モロー反射を統合する(出ないようにする)ということが一つのポイントになります。その他にも、右脳と左脳のバランス(特に右脳の過活動や不安定性)が大切になってくると、さえぐさカイロでは考えています。感覚の過敏性をどのように無くしていけるかで、その後の活動の範囲が大きく変わっていきます。

 

視覚過敏・モロー反射ブログ.png

 

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藤沢・茅ヶ崎・平塚の大きな音が苦手でお困りの方へ|音に敏感な「聴覚過敏」の原因は、脳のフィルター機能?

さえぐさカイロの発達コースでよくみられる困りごとを症状別にお話していきます。第1回目は【感覚過敏① 聴覚過敏】です。発達の凸凹を抱えている子供の中には聴覚の発達に問題がある場合がよくあります。赤ちゃんの頃にコンピューターで聴覚検査をすると思いますが、これは聴こえているかどうかを検査するものです。聴こえていない場合は大きな問題になりますが、聴こえていても過剰に音の刺激が脳まで届いてしまうのが聴覚過敏で、これも日常生活には多くの問題を引き起こします。

 

聴覚過敏ブログ.png

 

耳から入った音の刺激は空気の振動として耳に入り、鼓膜を振動させ、さらに鼓膜の奥の小さな骨で振動を増幅させて、耳の一番奥の蝸牛器というカタツムリのような器官に振動を伝えます。そこから先は神経の伝達となり、脳幹という部分を上がっていき、反対側の大脳の横のあたり(側頭葉)に伝わります。この音の伝導路のどこかに問題があれば、通常は聞こえが悪くなります(難聴)。しかし、この伝導路に対して音を伝えにくくする(フィルターをかける)機能も我々にはあるのです。発達段階でこのフィルター機能がうまく育たないと、音がちょうどよく脳に届かずに、過剰な音として聴こえてしまいます。脳のフィルター機能で重要な部分はいくつかありますが、大脳の前頭前野と、脳幹の網様体という部分が重要だと考えています。

 

カクテルパーティー効果というものご存じでしょうか。大勢がいるパーティーでは様々な音や会話が飛び交っているにもかかわらず、目の前の話している人の声だけがよく聞こえて会話がもできます。これは、脳の中ではまわりの余計な音や会話の声をフィルターで抑えて、目の前の人の声をよく聞こえるようにしているからです。もしこの効果がないと、様々な音や声が同時に聴こえてきて、非常に煩わしく聞こえるはずです。音に過敏な反応をする子供はそのような状態にあると思われます。学校の授業でも集中することが難しいかもしれませんし、大きな音にも必要以上に驚くかもしれません。高い音や甲高い女性の声、様々な音が飛び交う駅や雑踏が苦手ということもよく聞きます。音に過敏なために周りを警戒するように身体が緊張しやすくなるかもしれませんし、非常に疲れやすくなるかもしれません。しかし、こういう音に敏感な特徴がいい方に向けば、音楽を楽しめたり、耳から聞いて理解がしやすかったりするかもしれません。

 

このような特徴を持つ子供たちにどのようなアプローチがあるのでしょうか。音がうるさいからイヤーマフを常につけるというのは根本的な解決にはなりません。静かなところにだけ居るわけにもいきません。やはり脳の発達を促し、ちょうどよく聞こえる聴覚システムを育てていかなければならないと思います。そのためには、左右の脳のバランスの良い発達、原始反射の統合、栄養や食事、遊びや運動など、その子に合ったことを組み合わせて取り入れることが必要になります。次回は感覚過敏全般に重要な原始反射の一つであるモロー反射についても解説していきます。

 

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2026-02-16 09:00:00

藤沢・茅ヶ崎・平塚でお子様の発達でお困りの方へ|脳と原始反射から紐解くさえぐさカイロのアプローチ

今回から定期的にさえぐさカイロでよくみられる『発達の困りごと』について、このブログて取り上げていきます。脳との関係や発達コースで行っているアプローチ法、自宅でのトレーニングなどについて書いていきたいと思います。発達障害は医学界の中では3つのタイプに分類されています。ひとつめは、コミュニケーション障害やこだわりが強い『自閉スペクトラム症(ASD)』、ふたつめは、落ち着きのなさやうっかりしたミスが多い『注意欠如多動性障害(ADHD)』、最後に、特定の勉強の理解が難しい『学習障害(LD)』です。大きな傾向としてこの3つに分かれますが、子供によってかなり症状が重複します。脳の領域やネットワークのどこがうまく発達していないのか、どこの働きが苦手なのかによって現れる症状は様々です。単純に3つのタイプに当てはめようとすると、その子供の全体像が分からなくなってしまいます。

 

発達①.png

 

現在は様々な発達検査(WISCなど)が行われています。多くが様々な課題を行って知能や認知機能を正常発達と比べるものです。これらは性格や特徴の傾向もわかりますが、運動機能の発達はあまりチェックされていない印象です。とくに原始反射のチェックは発達の凸凹を修正するための大きな手掛かりになるのですが、現状ではほとんどできる人がいません。原始反射とは、生後にみられる型通りの反射的な動きのことで、発達に応じて原始反射がしっかりと現れることで様々な動きを段階的に身につけることができ、やがてその反射的な動きが統合されることで複雑な動きや滑らかな動きができるように成長していきます。発達に問題がある子供の多くは、この原始反射が統合されずにいるため、動きのぎこちなさ、姿勢の悪さ、感情的な問題、自律神経の問題、感覚の過敏性、視覚の問題、学習の問題などを抱えやすくなります。

 

発達の遅れや日常の困りごとが脳の機能とどう関わっているのか、原始反射の統合不全がどうつながっているかなど、今後のブログでお話していきたいと思います。

 

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